Playground AIで生成された猫画像
▼使用プロンプト
Photo of a cat sleeping in a hammock with Grand Canyon in the background
▼プロンプトの意味・内容 ※Playground AIでのプロンプト入力は基本的に英語です
グランドキャニオンをバックにハンモックで寝ている猫の写真
↑の画像ですが、プロンプトの反映具合としては満点級だと言えます。背景の「グランドキャニオン」が”ぼかし”描写となっていることで、被写体である「ハンモックで寝ている猫」がより引き立つように見えますね。この辺はプロンプトで指示していませんが、”偶然の賜物”となった成功例かと思います。
Playground AIでは、生成時にModel(モデル)としてStable Diffusionの各バージョンを選択することができます。※2023年8月現在、Stable Diffusion XLまで選択可
↑の画像はStable Diffusion XLを選択した出力画像となっています。設定としては[sampler:k_lms]を選択して生成したものです。
sampler(サンプラー)とは
画像生成の際に使用されるアルゴリズムで、それぞれ生成速度等の挙動が異なる特徴有り。
また、Playground AIでの画像生成は『Filter』も選択できます。Filter(フィルター)=画風・効果の意味合い。
Filter選択の生成画像例
▼使用プロンプト
(((masterpiece))), ((best quality)),((High Resolution)),Cute cat picture
▼プロンプトの意味・内容
(((傑作))),((最高品質)),((高解像度)),可愛い猫の絵
↑の画像はFilter『Ultra Lighting』での生成例です。
プロンプト的には「可愛い猫の絵」と、画質向上系のプロンプトになりますが、確かに可愛い猫…ではあるかと思います。ただ、「絵」ではないため、完璧にプロンプトを汲んでくれている画像とは言えません。
ほかの生成画像例
▼使用プロンプト
(((masterpiece))), ((best quality)),((High Resolution)),Cat swimming with a school of sardines
▼プロンプトの意味・内容
(((傑作))),((最高品質)),((高解像度)),イワシの群れと一緒に泳ぐ猫
↑の画像もFilter『Ultra Lighting』での生成例です。何匹かイワシの描写がおかしなものがありますが、全体的にはプロンプトの意図通りの出来だと言えるでしょう。おおよそ現実的ではない画像を生成できるのもAI画像の魅力の1つかと思います。
ほかの生成画像例
▼使用プロンプト
(((masterpiece))), ((best quality)),((High Resolution)),Cat with knife and fork
▼プロンプトの意味・内容
(((傑作))),((最高品質)),((高解像度)),ナイフとフォークを持つ猫
↑の画像はFilter『Vibrant Glass』での生成例です。ナイフもフォークも描かれてはいますが、「持つ」という点で言えばプロンプトがしっかり汲み取られていないことになります。
ちなみに、『Vibrant Glass』は直訳すると『鮮やかなガラス』であることから、ガラス加工ないしガラスが割れたような加工の画風ということだと解釈しています。
Playground AIでの画像生成はFilterやsamplerによって、異なる生成結果を楽しめることができると思うので、是非いろいろと触って調整しながらやってみてほしいです。
Playground AIの料金体系
※Playground AIは、基本無料で利用可能です(以下、Playground AIより引用)
Playground AIではFree(無料)プラン、Pro(有料)プランがあります(Proプランは15ドル/月)
特筆すべきは無料でも1日1,000枚もの画像生成が可能だという点です(①)
→プロンプトのチェック・テスト等、じっくりと画像生成と向き合うことが出来るため、初心者の方でも慣れるまでしっかり触れることが可能だと言えます
Playground AIでの画像生成のやり方・手順などは、以下よりご参照下さい