音楽生成AI

【音楽生成AI】無料でかんたん作曲!Suno(Suno AI)の使い方

Suno AIとは・概要

Sunoとは?※以下、sunoのWEBサイトより引用
[追記]2023年12月15日、サイトリニューアルされています(詳しくは後述)

『About』なので、『Sunoについて』という意味合いではありますが、わかりやすくいうと↓の通りです。

Sunoは、あなたの想像力だけで素晴らしい音楽を作ることができるような未来を作り出しています。楽器は必要ありません。あなたの心の中にある音楽を現実にするためのツールです

Sunoの運営・チームについてですが

マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とするミュージシャンやAIの専門家からなるチームで、メンバーはMeta、TikTok等の出身だというようなことが書かれています。

Sunoでの音楽生成ですが、WEBサイト上で生成するやり方と、Discord内で生成するやり方があります。(2023年12月現在)

Sunoの使い方(Suno Webサイトでのやり方)

Sunoにアクセスすると、↑画面となります。右上の『Make a song』をクリックします。

『Make a song』をクリックすると、↓のようにポップアップ表示されます。

Sunoへのサインイン(Sign in)が求められます。Googleアカウント(gmail)がスムーズです。

サインインすると、↓のように表示されます。

画面左側がメニューとなっており、左下に『50 credits left』と表示されています。Sunoでは無料利用(無料プラン)でも音楽生成できますが、クレジットを消費しての生成となります。(クレジットや有料プランに関しては後述) 

音楽生成のやり方ですが、↑(赤枠の)入力フォームに歌詞を入力します。歌詞についてはChatGPTやBardで生成するのがスムーズです。
例)Bardで歌詞を生成の場合

↑の歌詞を入力フォームへ入力し、『Create🎵』ボタンをクリックします。

『Create🎵』ボタンをクリックすると、↓のように生成が開始されます。

画面左下の所持クレジットが10クレジット減って、40クレジットになっていることが確認できます。

少し待つと、2種類の曲が生成されます。

再生ボタン(▶)で生成された曲を聴くことができます。

曲のダウンロードは2種類選択できます。

『Download video』はMP4ファイル、『Download audio』はMP3ファイルでダウンロードされます。

『Download video』でダウンロードした曲がこちらです。

歌詞についてはBardで作ってもらった歌詞をそのまま突っ込んだので若干おかしなことになっています。また、曲のスタイルは『energetic pop』として生成されたようです。

と、ここまでは歌詞だけを入力しての音楽生成でしたが、『Create(Custom)』からもう少しこだわって音楽生成することも可能です。
画面左上メニューの『Create(Custom)』をクリックすると、↓のように表示されます。

↑『Lyrics』のところに歌詞、『Style of Music(どんなスタイルの曲にするか)』をそれぞれ入力します。ちなみに歌詞は『Generate Lyrics』にて自動生成もできます。

例として、先ほどBardで生成した歌詞を少し短くして『Lyrics』のところに入力、『Style of Music』にrock ‘n’ rollと入力します。

『Generate』ボタンをクリックします。

『Generate』ボタンをクリックすると、↓のように生成が開始されます。

↑また2曲生成開始されているので少し待ちます。

生成された楽曲がこちらです。

イメージしていたrock ‘n’ rollとは異なる曲が生成されましたが、大枠的にオールディーズないし40s・50s要素は少しあるという見方もできなくないです。もう1曲もイメージとは遠いものでした。

明言はできませんが、なんとなく歌詞の要素も関係あるように思えます。例えば今回は歌詞に「jazzy hip-hop 」とあるため、音楽のスタイルをrock ‘n’ rollにしていても”そうはならない”のかと。この辺は歌詞とスタイルを調整というか、吟味してみるといいかと思います。

ただ、何度か試したところ、Sunoのサイトでの音楽生成は日本語歌詞が反映されませんでした。日本語歌詞を入力しても、中国語や他言語変換されてしまいます。(2023年12月現在)

 

Sunoの使い方(Discordでのやり方)

Discordでは日本語歌詞での音楽生成が可能となっています。(あらかじめDiscordの設定等はお済ませ下さい)

↑SunoのWEBサイトのメイン画面左下『Use on Discord』をクリックします。

『Use on Discord』をクリックすると、↓のように招待画面が表示されます。

↑『招待を受ける』をクリックします。

『招待を受ける』をクリックすると、SunoのDiscordルームとなります。

一通りアナウンス等は適宜目を通すと良いでしょう。ここでは音楽生成手順を進めます。

SunoのDiscordで音楽生成するやり方ですが、入力フォームに『/chirp』と入力します↓

『/chirp』と入力→送信すると、↓のポップアップが表示されます。

それぞれ上から順に説明すると

『DESCRIBE THE TYPE OF MUSIC』…音楽の種類を説明(どのような音楽を作成するか・スタイル・ジャンル)
『ENTER YOUR OWN LYRICS(4-8 LINES WORK BEST)』…歌詞、4小節~8小節がベスト(文字数制限あり)
『…OR HAVE CHATGPT MAKE LYRICS ABOUT』…ChatGPTに歌詞を書かせる※スタイルやジャンルを入れても面白い

となっています。入力すると↓のようになります。

曲のタイプを「Jazzy Hip Hop」、歌詞は事前にChatGPTで生成してもらった日本語歌詞を入力していますが、『…OR HAVE CHATGPT MAKE LYRICS ABOUT』のところには「citypop」と入力してみました。(生成される曲のどこかしらにcitypop要素が感じられるか試すため)

入力に問題なければ『送信』ボタンをクリックします。

『送信』ボタンをクリックすると、↓のように反映されます。

この状態で、音楽生成されるまで少し待ちます。

少し待って曲が生成されると、↓のように表示されます。

WEBサイトでの生成時同様、2パターンの曲が生成されます。ダウンロードも可能です。

▼ダウンロードした曲~パターン1~

↑歌い出しまでおよそ20秒ですが、大体イメージしたJazzy Hip Hop調な楽曲として生成されているようには思えました。

▼ダウンロードした曲~パターン2~

こちらは出だしから17秒間なぜか無音で、節回しがややおかしかったりメロディとの乖離も少し感じられる仕上がりとなっています。

また、おそらく回数(明確には不明)制限があると思われますが、無料で音楽生成できるというのは利用者にとって嬉しい点と言えるでしょう。

 

Sunoで生成したいろいろな音楽

Sunoで生成したいろんな音楽

▼J-POPで作ったら

↑の曲は、単に「J-POP」とだけタイプに入力し、歌詞はChatGPTにお任せしで生成された楽曲ですが、歌詞にまで「J-POP」というワードが反映されています。これがJ-POPなのかどうかは賛否あるように思えますが、どちらかいうとK-POPといったところでしょうか。

▼breakbeatsその1

breakbeatsなんかも作ることができます。この場合、生成時に歌詞部分は未入力で、タイプに「breakbeats」と入力したのみです。

▼breakbeatsその2

こちらは、先ほどの曲よりも”よりベタなbreakbeatsっぽい”感じではあるかと思います。

と、このように歌詞のないインストゥルメンタルの楽曲も一応生成可能ではあります。ちなみに、「Melodious instrumental(メロディアスなインスト曲)」という形でインスト曲を実際生成してみましたが、全然メロディアスでも展開性もなく、かなり単調なインスト曲となりました。

 

Sunoのクレジットや有料プラン・商用利用について

SunoのWEBサイトでの音楽生成にはクレジットが必要であることは前述した通りですが、サインイン時に50クレジット付与され、なくなっても翌日また50クレジットが付与されます。※2023年12月現在

 

また、無料プラン・有料プランに関してはサイトメイン画面左側メニュー『Manege Sub』より確認できます↓

↑無料プランである『Basic Plan』のところに『50 credits/day (5 Chirps)』と表記されていますが、こちらが日々50クレジット付与されるとわかる内容となっています。50クレジット/日で、日/5曲(1曲生成あたり10クレジット)生成可能だというのがわかります。

商用利用に関しては『Pro Plan』からのようです。
※『Pro Plan』『Premier Plan』に記載の『General commercial terms』は『一般的な商業条件』という意味合い

有料プラン検討の際は、こちらじっくり料金体系をチェックするようにしましょう。

 

2023年12月15日SunoサイトUIリニューアル

2023年12月15日、SunoのWEBサイトのUIが刷新されました。音楽生成方法はリニューアル前とまるで変わったということはありませんが、タイトルを付けられるようになったり、日本語歌詞にも対応するようになっています。

そのため、サイトリニューアル以前のようにDiscord内での日本語歌詞楽曲を作成しないでもよくなったと言えます。

サインイン時に50クレジット付与、クレジットがなくなっても翌日にまた50クレジットもらえる点は変わっていません。

ちなみにTOPページは↓のようになっています。

↑これは作った楽曲を『Public』にして、いいねがたくさんもらえればチャートインが狙えるということになります。

自分が作った楽曲を『Public』にしたい場合は、↓の通りです。

『Create』→『…』→『Public』をクリックと簡単です。もし、『Public』公開からプライベートに戻したい場合は『Public』の上『Link Only』を選択するとプライベート状態となります。

これら操作は画面左メニュー『Library』からも行えます。

『Library』→『…』→『Link Only』または『Public』を操作できます。

音楽生成方法について、変更点交えて紹介します。

↑画面左メニューの『Create』をクリックします。

『Create』をクリックして、『Custom Mode』にチェックを入れてオンにします↓

『Lyrics』のフォームには歌詞、歌詞は『Generate Lyrics』にて自動生成もできます。
『Style of Music(どんなスタイルの曲にするか)』をそれぞれ入力します。この辺はサイトリニューアル前と変わらずですが、新たに『Title』が付けられるようになっています。

▼ちなみに、日本語歌詞で生成した楽曲がこちらです。曲のスタイルはHIPHOP CHILLOUTになります。

▼曲のスタイルを『PUNK』で生成した曲は、確かにパンクロック調の曲が生成されました。

パンクロックは英語歌詞のほうが馴染みある感じです。(わりとその辺で流れていそうな曲です)

 

2023年12月19日(現地時間)Microsoft Copirotが『Suno』プラグイン提供開始

(現地時間19日)Microsoft Copirotが『Suno』プラグインを提供開始しました。
※順次提供開始予定とのことで、当スタッフのほうでは21日時点、Sunoプラグインの利用は出来ない状況