目次
Mage.spaceとは
Mage.space
WEB上でStable Diffusionを活用して画像生成できるサービス
Mage.spaceは無料で利用できる画像生成AIサービスです。
Stable Diffusionを使った・活用した画像生成AIサービスは多く、Mage.spaceもその1つとなっています。
Mage.spaceで画像生成するやり方
はじめに:Mage.spaceではサインイン・ログインなしで無料で画像生成が可能です。ただ、1度だけ可能となっており、Googleアカウントがあれば無料で回数制限なく画像生成可能となっています。また、以下スクリーンショットは英語UIですが、日本語化すると挙動がおかしくなりがちです(画像生成時など)。そのため実際にMage.spaceで画像生成の際は、デフォルトの英語UIでの生成が良いかと思われます。
▼STEP1.Mage.spaceへアクセス~プロンプト入力
Mage.spaceにアクセスすると、↑画面となります。細かな設定等は後述しますが、画像生成自体は直ぐに出来ます。↑赤枠内にプロンプト入力し、『→』をクリックで生成となります。
例として、入力するプロンプト詳細は以下の通りです。
▼使用プロンプト
(((Masterpiece))), beautiful girl, gravure model, white swimming costume, beautiful eyes and hair, well-proportioned face, glossy lips, short hair, high image quality, super high resolution, large volume, full colour, high quality, super high resolution, large volume, beautiful shine in every detail
▼プロンプトの意味・内容 ※()の意味は()内のワードを強調させる意味合い
((((傑作))), 綺麗な女の子,グラビアモデル,白い水着、美しい瞳と髪,均整のとれた顔立ち,艶やかな唇,ショートヘア,高画質,超高解像度,大容量,フルカラー,高品質,超高解像度,大容量,細部まで美しい輝き
上記プロンプトをプロンプト入力フォームに入力します。入力するプロンプトは英語推奨です↓
プロンプト入力フォーム右端にある『→』をクリックします。
▼STEP2.プロンプト入力~画像生成
『→』をクリックすると、↑のように生成が開始されるので、少し待ちます。
少し待つと、↓のように表示されました。
本来ですと、↑でいう”ぼかし”がかかったところに生成画像が表示されるのですが、プロンプトが何かしら引っかかってしまうと、このような表示となります。表示されている英文は以下の通りです。
Sensitive content is only available to premium members. Upgrade to Basic to enable access!
(センシティブなコンテンツはプレミアム会員のみ閲覧可能です。ベーシックにアップグレードするとアクセスできるようになります!)
つまり、プロンプトのいずれかのワードがセンシティブとして捉えられているということになります。画像生成出来ないわけではありませんが、生成画像を見るためにはベーシックという有料プランにアップグレードする必要があるという意味合いです。センシティブをわかりやすく言うと、いわゆる暴力描写やアダルト系ということなので、無料利用のまま画像生成する場合、それらに該当するようなワードをプロンプトから除外しなければなりません。
そこで、除外ないし以下の流れでプロンプトを変更しました。
プロンプトから「gravure model」を除外…グラビアモデルというワードがアダルト・性的描写と思われるため
↓
「white swimming costume」を「white dress」に変更…白い水着から白いドレスへ
↓
「large volume」を除外…large volume=大容量という意味ですが、もしかすると”巨乳”的な意味合いで捉えられた可能性を考慮
▼変更後のプロンプト
(((Masterpiece))), beautiful girl,white dress, beautiful eyes and hair, well-proportioned face, glossy lips, short hair, high image quality, super high resolution, full colour, high quality, super high resolution, large volume, beautiful shine in every detail
変更後のプロンプトで生成を試みたところ、生成できました↓
無事に生成することができました。生成画像右下の「↓」下矢印のようなアイコンからダウンロードが可能です。
ダウンロードした生成画像↓
ちなみに、日本語プロンプトで生成するとどうなるのか試してみたのが↓です。
英語プロンプトでの生成結果とはまるで異なる仕上がりです。おそらくですが、日本語というだけで女の子の衣服や背景がこのように反映されたのだと思われます。1度の生成結果例ではありますが、Mage.spaceでの画像生成は英語プロンプトがおススメだと言えます。
▼無料利用での画像生成制限~ログインについて
Mage.spaceは無料でログインせずとも画像生成可能ですが、1度のみです。(2023年10月現在)
1度画像生成して、再度プロンプトを入力して画像生成しようとすると、↓のように表示されます。
↑のようにポップアップ表示でログインを促されるので、GoogleアカウントまたはTwitterアカウントで紐づけることで、無料利用で生成回数制限なく、画像生成が可能となります。
▼Mage.space各部の説明
①…いろんなユーザーがMage.spaceで生成した画像を探索できます(いいねや作成者のフォローも)
②…フォローした人
③…お知らせ
④…Mage.spaceのDiscord
⑤…有料プランの詳細
⑥…自身のアイコン
⑦…プロンプト入力フォーム
⑧…画像から画像生成(image_to_image/img2img)
⑨…生成開始ボタン
参考までに、画像から画像生成(image_to_image/img2img)で生成を試みたところ、すんなり生成されました。プロンプトの関係で↑でセンシティブとなって生成結果が無料利用では見ることが出来ませんでしたが、画像から画像生成では問題ありませんでした。
次に、プロンプト入力フォーム下部にある4つの項目/メニューについて↓
プロンプト入力フォーム下にある各項目は以下の通りです。
Select Models…モデルの選択
Clear…各設定クリア
Help?…Mage.spaceについてのヘルプ
Animate…有料プランで利用可能なアニメーション生成用
Select Models(モデルの選択)についてですが、Select Modelsをクリックすると、↓のように表示されます。
デフォルトでは『SDXL』が選択されていますが、これはStable Diffusionの最新版になります。※2023年10月現在
『SDXL』など、無料利用できるモデルの他、basemodelには有料プランでのみ使用できるものもあります。basemodelの下にある『layer:lora』も同様に、有料プラン限定となっています。『layer:lora』の下へスクロールすると、↓のようになっています。
『layer:lora』の下には『layer:textual inversion』がありますが、こちらは2023年10月現在”Description coming soon!(詳細は近日発表)”となっています。その下、『img2img:controlnet』も同様です。
これらのことから、Mage.spaceではStable Diffusionが本格的に使うことが出来るようになるというのがわかります。AI画像初心者の方にとって、Stable Diffusionをローカル環境下(自分のPCで使えるように落とし込む)の構築は、言ってしまえばハードルが高いものです。それがMage.space上で一通りStable Diffusionを活用できるようになると考えると、自身で構築する手間は省けるということになるので、初心者の方でも使いやすくなるのではないかと思われます。
※このページの操作手順や画面のスクリーンショットは2023年10月時点でのものとなります。サービス側のバージョンアップ等でUIが変わる可能性がありますことをご了承願います。
Mage.spaceへのアクセスはこちらから