Scribble Diffusionで生成された冬桜画像
▼使用プロンプト
The cherry tree which blooms in winter, contrasts beautifully with the Japanese hot springs,real,8k
▼プロンプトの意味・内容
冬に咲く桜と日本の温泉のコントラストが美しい
↑の画像ですが、これはScribble Diffusionでの画像生成としてはかなりの成功例と言えるかと思います。細かな気になる点もあるものの、上出来な仕上がりです。なぜならScribble Diffusionで求めるイメージに近い描画を期待して画像生成というのは、相当なハードルを要すると言えます。
Scribble Diffusionは、特に人物描写(いわゆるグラビア系美少女だったり、明確に女性・男性)をさせる画像生成AIとしては適していないと言えるかと思います。
Scribble Diffusionの画像生成の仕組みが、↓の左側のようにPC上で自身でラフ画(PCのペイントアプリと同様)を描く+プロンプトの入力での画像生成となります。見方によっては「こんな適当な絵がこんな画像になる」という面白さもあります。
Scribble Diffusionでの画像生成は、ラフ画だけ・プロンプトだけ、どちらかだけでは画像は生成されない仕様となっているため、必ずラフ画+プロンプト入力からの画像生成となります。抜群に絵心がある方はクオリティのほうも少し期待は出来るかと思いますが、初心者には高いハードルと言えるでしょう。(↑のラフ画は30秒程度で描いたものです)
仮に絵心がある・絵を描くことに自信があったとして、直接アート紙等に描くわけではなく、Scribble DiffusionはPCのペイントソフトで絵を描くのと同様なため、ある程度時間をかけてラフ画を完成させても、求めるイメージと異なる画像が生成されるケースも十分考えられます。ラフ画に時間をかけるなら他の画像生成AIサービスを利用して生成するほうが賢明ではないかと思います。
ただ、プロンプトから求めるイメージはさておき、絵心がなくてもプロンプト入力+何かしらラフ画を描けば画像は生成されるので、思わぬ発見や意図しない画像生成に期待をして、などの理由で画像生成してみる面白さがあるとも言えるかと思います。
また、同じプロンプト・ラフ画で何度も画像生成可能で、↓は同じプロンプトでラフ画を変えてみたものです。
↑温泉の描写が少し雑かなと思いましたが、それが理由か明確ではありませんが仕上がった画像は桜はまだ見れるとしても、温泉の描画がありません。
↓も同一プロンプトで、ラフ画だけを変えて生成した例でが、温泉部分がどうやら建物として認識されての画像生成なのでしょうか。
Scribble Diffusionで一番難しいのは実写人物系の画像生成、それも自身が求めるイメージ通りの生成かと思いますが、風景的な画像であれば、求めるイメージ通りにならないにしても、アート性が望めたり、ユニークな画像として生成されるパターンもあるかとは思います。
※Scribble Diffusionでのプロンプト入力は基本的には英語です。
Scribble Diffusionの料金体系
Scribble Diffusionは無料で利用することができます。
また、Scribble Diffusionで生成した画像の商用利用に関しては、github内に記載のMITライセンスを見る限り可能と思われます。(ライセンスと著作権表示が条件のようです)
Scribble Diffusionでの画像生成のやり方・手順などは、以下よりご参照下さい