Scribble Diffusionで生成されたイルカ画像
▼使用プロンプト
Scene of a school of bottlenose dolphins swimming against the backdrop of the setting sun falling into the sea
▼プロンプトの意味・内容
海に沈む夕日をバックに泳ぐバンドウイルカの群れのシーン
↑の画像ですが、求めるイメージとかなり近い、Scribble Diffusionでの画像生成としては成功例と言えるかと思います。なぜならScribble Diffusionで求めるイメージに近い描画を期待して画像生成というのは、相当なハードルを要すると言えます。
Scribble Diffusionは、特に人物描写(いわゆるグラビア系美少女だったり、明確に女性・男性)をさせる画像生成AIとしては適していないと言えるかと思います。
Scribble Diffusionの画像生成の仕組みが、↓の左側のようにPC上で自身でラフ画(PCのペイントアプリと同様)を描く+プロンプトの入力での画像生成となります。
プロンプトだけ、どちらかだけでは画像は生成されない仕様となっているため、必ずラフ画+プロンプト入力からの画像生成となります。もちろん、抜群に絵心がある方はクオリティのほうも少し期待は出来るかと思いますが、初心者には高いハードルと言えます。(↑のラフ画は30秒程度で描いたものです)
仮に絵心がある・絵を描くことに自信があったとして、直接アート紙等に描くわけではなく、Scribble DiffusionはPCのペイントソフトで絵を描くのと同様なため、ある程度時間をかけてラフ画を完成させても、求めるイメージと異なる画像が生成されるケースも十分考えられます。ラフ画に時間をかけるなら他の画像生成AIサービスを利用して生成するほうが賢明ではないかと思います。
ただ、考え方次第、例えば、思わぬ発見や意図しない画像生成に期待をして、などの理由で画像生成してみる面白さがあるとも言えるでしょう。
ちなみに、同じプロンプト・ラフ画で何度も画像生成可能ですが、↓は同じプロンプトでラフ画を変えてみたものです。
1枚目もそうですが、ただ単に太陽を描くのであれば簡単ですが、「夕日」をラフ画で描くというのは決して簡単ではありません。そのため、夕日の描画はせずのラフ画ですが、イルカが泳ぐ描写がおかしな点が気になるものの、悪くはない出来かと思います。
↓も同一プロンプトで、ラフ画だけを変えて生成した例です。少しだけ荒波感を意識したラフ画でしたが、イメージとは異なる画像となりました。イルカの4頭ほど、サメのような描画になっている、浅瀬すぎる等、突っ込みどころは多いです。
このように、Scribble Diffusionではラフ画が雑な感じでも、アート性としては高かったり、面白味のある画像になるケースはあると思います。
※Scribble Diffusionでのプロンプト入力は基本的には英語です。
Scribble Diffusionの料金体系
Scribble Diffusionは無料で利用することができます。
また、Scribble Diffusionで生成した画像の商用利用に関しては、github内に記載のMITライセンスを見る限り可能と思われます。(ライセンスと著作権表示が条件のようです)
Scribble Diffusionでの画像生成のやり方・手順などは、以下よりご参照下さい